チャシロ、今どうしてる
チャシロ、今どうしてる
今年も梅雨入りが囁かれる6月になった。
この冬のあいだ、毎日のようにひなたぼっこを楽しみに来ていたあのチャシロを最近見ることがない。
たしか最後に見かけたのは2月頃だったと思う。
朝日が射す事項になると、家の窓を開けると、必ずと目の前の裏の空き地に姿を見せていたチャシロだった。
窓を開ける音で、チャシロと私は目を合わす。
「お早う」と声掛けすると、か細い声で『ニャーオ』と答えてくれていた。
野良猫?そうならなにか食べ物を上げたい気持ちにさせる。
でも、野良猫に給餌することはこちらでも禁じられている。
「ごめんね」と謝罪をすると『ミャーオー』と答えてくるから、
私の胸はなお締め付けられる。
結構な年だったように思う。家で飼っていたガニーくんは17歳で亡くなったけど、このチャシロよりは若くおもえる。いったいチャシロは幾つだったのだろう。
「よし、今度会ったら尋ねてみよう」
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