チャシロはどこの猫

 気が付けば、私の家の路地に茶白の猫(名前をチャシロにした)が

決まって来るようになった。

隣人のエアコンの室外機の上に体を長くして休んでいる。

歳の頃なら14~5歳かな。

この頃は暑かった、だから日陰を求めての行動に違いない。

でも、夜になると必ず居なくなる。


 首輪はついていないがどこかで飼われているに違いない。

そんなに“まるまる”とはしていないが痩せてもいない、

野良ならそろそろ私に餌を求めても不思議ではない筈だ、

それだけお互いが顔見知りになっているからだ。


 私の家も貰い火をしたが昨年の秋に裏の4件のお家が焼失してしまった。

半焼で済んだ私の家の改修は12月から翌年の1月いっぱいかかってしまったが、

3月になって裏の焼け跡の解体が始まり、更地になってしまった。

そのせいで、夏は困ったが今の季節、廊下の窓からの日差しは有り難くもある。


 どうやらチャシロもその日差しを好んでか、その更地にやってくるようになった。

日差しを追いかけるためか、時間によって休む場所が異なる。

午前中は西側の草むらに、日中は私の家の犬走りに、

そして午後遅くには東側の家の犬走りで休んでいる。

まるで日時計ならぬ“猫時計”である。

それにしても、日が落ちると居なくなっている。

いったいチャシロはどこの猫なのか・・・今のところ謎である。


Willful gunny

過去から現在の出来事を実体験から解説しています。

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