七羽のヒナ・それでも羽繕いをしていた。

2014年6月、よりによってこんな小さな巣を造ったかと思うと、ここに七羽ものヒナを孵してしまった。 我が家に造られた3つ目のツバメの巣の話だ。

心配が的中しました。 赤ちゃんヒナの落下事故が発生、戻しても戻しても、何度も戻しても落とされるようなので、彼らの巣の横に、私の手作りの巣を置いてみました。

何とか、この赤ちゃんにも「給餌(きゅうじ)してあげて」

私は祈るような気持ちでカメラをセットして様子を見てみました。

親を待つ間、赤ちゃんヒナは小さな羽根を広げ、誰に教えられたのか羽繕いをしている。

後に、カメラを再生した画像には一度も給餌してもらえていません。

親鳥がやってくると、みんなと一緒に黄色いくちばしを大きく開け、「ママちょうだい」「パパちょうだい」て叫んでいたのに、一度も給餌してもらえなかった。

そののち、赤ちゃんヒナは固く小さく体をたたんで亡くなっていた。

私は家の路地に小さな穴を開けました。

もう片方の手に持ってるヒナを入れるためです。

でも、あの羽繕いをしていた姿を思い出してしまった私は、私の力不足を悔やんだからか、それとも彼を不憫だと思ったからなのか、今、開けた穴に私の涙がしみ込んで行くのをしばらく見つめていました。

Willful gunny

過去から現在の出来事を実体験から解説しています。

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