換気の時は扉を開けて
換気扇はお部屋の空気を入れ換えることが目的で造られた製品です。
一般のご家庭でよく使われる種類としては、リビングや応接室などで使用される「同時吸排」タイプをはじめ、屋根裏・床下などご自身が知らないところでも機能している場合が有ります。
ここでは、どちらのキッチンでも多く使われている「排気専用」の換気扇についてコメントいたします。
排気用と言ってもレンジフードなどシステムキッチンの形態に整合された高級品もあれば、我が家のようにコンロの上に取り付けられたスタンダードな換気扇もあります。
キッチンでは煮炊きで沸上がる湯気、そしてグリルを使ったときの煙など、どうしても換気扇は欠かせないものとなっています。だからこそ効率よく使用したいものです。
ところで皆さんは換気扇を回し始めた時、屋外の空気を取り入れるために何か作業をされていますか。
コンロから出た湯気や煙を排気するには台所の空気を使って押し出すことになります。
ところが台所の空気を押し出した瞬間から台所のお部屋にあった空気が減り始め屋外より気圧が低く(空気が薄く)なってしまします。
普通、空気は高い気圧から低い方へ流れるます。だからこのまま使い続けても屋外の空気と喧嘩するだけで排気効率が悪く、電力も無駄に消費してしまいます。
そこで、換気扇とは逆の方向に窓が有れば開けてみてください。先ほど苦しそうに回っていた換気扇の音がうんと軽くなり、心地よく蒸気や煙も排気してくれます。
もし窓が無ければ、廊下に通じるドアでも結構ですので開けてみてください。
「換気」と言うからには、排気した分量の空気は新しく取り入れる必要があります。
でも最近の大手住宅メーカーでは家中の空気を自動で循環させることが標準仕様になっています。だからこのような場合、新たな空気の取り入れを考えなくても良い場合が有ります。
いずれにしましても換気扇を回したら、どちらかの窓や扉を開けてみてください。
そうすることで風を切る音が少しでも変化するようでしたら、新たな空気の取り入れ方法を是非、検討してみてください。
また、換気扇の前面に油汚れを防止するためのフィルターをお使いの場合は、油膜で目詰りしたりしますと、排気の力が悪くなり電力の無駄ともなります。
透けて向こうが見えていても、ご自身の息を吹きかけて通気性を確認してください。
抜けが悪いようでしたら、思い切ってフィルターを新しいものにお取替えください。
これで明日から、お料理が楽しくなります!・・?。
20160904 F-itaoka
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